あやしうこそものぐるほしけれ。

心に浮かびゆくよしなしごと

本を読む最適な場所ベスト3

こんなランキング作ってなんの意味があるのかと問われても別にないのですが、本好きあるあるとして書かせてください。

本を読む最適な場所ベスト3について。

 

第3位 お風呂

http://www.flickr.com/photos/54706567@N00/6736138019

[http://www.flickr.com/photos/54706567@N00/6736138019:title=photo by ro_buk [I'm not there]] photo by run dorkas run]

半身浴というのはそもそも一定時間以上浸かっていないと効果がないのですが、浸かっている間が暇なのです。

そんな時、スリリングな本でも読んでいればあっという間に1時間くらい経過してしまいます。 

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

 

 

気になる部分 (白水uブックス)

気になる部分 (白水uブックス)

 

↑のような短くても面白い推理小説や小咄が詰まっている面白いエッセイなんかがぴったりです。

宮部みゆきの長編ミステリーとかはダメです。あんまりおもしろくてしかも長いと読むのをやめるタイミングを逃してお風呂でのぼせる可能性がありますし(経験済み)、逆に純文学系の作品はうっかり眠くなって本を風呂に落とす危険性がある(経験済み)ので、オススメできません。

お風呂で本を読む人ってメジャーだと思うのですがあまりそのためのグッズが充実していないのが悩みの種です。

なんでビニール製のブックカバーがないんだろうとか、なぜKindleは防水でないのかとか、考え出すともやもやします。

 

第2位 移動中(特に電車)

http://www.flickr.com/photos/7311859@N05/2282812623

photo by amirjina

こんなに混んでいる電車だと無理かもしれないですが、電車は最適の読書スポットですよね。特に2,3駅の移動の際がちょうど良いです。

なぜなら、読書好きの風上にも置けないかもしれませんが、これが30分とか1時間の移動になると寝てしまうからです。

Kindleを使うようになって、荷物で片手が塞がっていても、もう片方の手で端末を持ちながらページもめくれるようになってとても助かっています。面白かった場合には夜道でもKindleなら歩きスマホのごとく歩きKindleできるので、中断される心配もありません(迷惑かけてごめんなさい)。

 

西瓜糖の日々 (河出文庫)

西瓜糖の日々 (河出文庫)

 

 

蘆屋家の崩壊 (集英社文庫)

蘆屋家の崩壊 (集英社文庫)

 

 どんな本でもよいんですけど、Kindleでないならば、やはり文庫本から選ばざるを得ないですよね。あまりに面白すぎて、「HHhH (プラハ、1942年) 」を読もうと頑張ったこととかありますけど、手が疲れて大変でした。

あとは、吹き出したり、泣いたりする本も危険。特に泣くのは意味わからないですからね。かつて「光の帝国―常野物語」を読んで涙が止まらなくて、周りから不審な目で見られたことがあります。

電車に乗っている間というのは、プライベートと仕事のちょうど移行期間にあたる場合が多いと思うんですけれども、特に仕事からの帰り道に読むなら、頭を切り替えるためにも、ちょっと現実離れした本の方が良いなと思っています。

↑で挙げた本なんかはとても良いです。

 

第1位 ごはん中(カフェ読書含む)

http://www.flickr.com/photos/46944516@N00/14524548741

photo by pedrosimoes7

良い子は下品なので真似してはいけません。

でも、でも、でも…食欲を満たしながら読書欲を満たせるってなんて幸せなんだっ!と思うのです。

あと、こういうタイミングで読書する方が眠くならないのがポイント。本を読むのは楽しいとはいえ、基本、記号を脳が処理することで理解するというプロセスを踏むわけで、とても疲れて、時に眠くなります。

けれど、食べながらであれば、その心配はありません。

また、テーブルがあるので分厚い本にもチャレンジできます。 

NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック

NEXT WORLD―未来を生きるためのハンドブック

 

 こんな分厚い本でも安心ですし、

彼女のこんだて帖 (講談社文庫)

彼女のこんだて帖 (講談社文庫)

 

食べ物がものすごーくおいしそうな本を読んでも、へっちゃらです。

ただ、人がものすごくたくさん死ぬようなスプラッタ系の描写が多い作品(

予告された殺人の記録 」のラストとか、「子どもたちは夜と遊ぶ」とか)は気持ち悪くなるので読めないのが残念。

つい最近、「トイレの話をしよう 〜世界65億人が抱える大問題」を読もうとして、やっぱりごはん(そのときはスパゲティミートソース)食べながらトイレの話はきついなぁと断念したところです。

あと、それこそパスタやスープ系は汁が飛ぶので図書館で借りた本で食べながら読書はやめましょう。カフェ読書なら良いと思いますが。

Kindleはこういう観点からも、ページに醤油のしみができたりする心配がないのがとても重宝します。

 

ながら読書最高

ここまで書いてきて、思ったのは、みんな「ながら読書」なんですよね。

お風呂入りながら、移動しながら、食べながら。

もちろん気分がのってくると所かまわず読みふけってしまうのですが、のってくるまでは「よし読書するぞっ!」と気合いいれて取り組むよりは暇つぶしくらいの感覚で何かやりながら手に取る方が本が楽しく読める気がします。

(単に私の読書欲がその程度のもの、という噂もありますが。)

 

4位は寝る直前。(ただし眠れなくなる危険も)、5位でようやく部屋の椅子の上とかかなぁ。